名村早智子句集『参観日』百句(87)

 鉾を組む縄きつすぎずゆるすぎず

 鉾立、夏。祇園祭では縄の扱いさえ一つの伝統文化だ。鉾立ては、日常生活の中に祭りの場が挿入されたような面白さがあって、見ていて飽きない。この表現技法は対句とリフレインを合体させたもの。四十八歳頃の作。

by tsukinami_819 | 2021-07-24 06:43 | 百字鑑賞 | Trackback | Comments(0)
<< 名村早智子句集『参観日』百句(88) 名村早智子句集『参観日』百句(86) >>