津田清子の百句(11)

 生命つよかりしよ猪の内臓の湯気(「礼拜」)

 猪、秋。撃ちとってすぐのシシのワタを猟犬に褒賞として与えるのだと聞いて驚いたと、自句解にある。狩りとはそうしたものかと現場で納得している。病が癒えて明るい気分ゆえ、イノチ強かりしよなのかも。昭二六。

by tsukinami_819 | 2021-01-22 06:43 | 百字鑑賞 | Trackback | Comments(0)
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