『句文集 すまし顔』の書評(1)

大井恒行さんがご自身のブログで、拙著『句文集 すまし顔』の書評を執筆してくださっています。たぶん、この本にとって、初めての書評だろうと思います。
「大井恒行の日日彼是」の4月12日の記事を(←左をクリックして)ご覧ください。
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俳論「切字考」に独自の考察がないとか、俳論で示した基本的な考え方・志向がちゃんと自作の句に反映されていないとか、俳句より散文のほうに見るべきものがあるというご指摘は、客観的に見てそのとおりでしょう。つまり、俳句が上手くないってこと。大井さんは、俳句や俳論の読み手として、たしかな目をお持ちの名伯楽です。
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でも、「無名の俳句」のようなマイナーで、調査困難な題材を評価してくださっているのは、嬉しいところです。
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 大門の外に青葉のしだれをり 六四三
この京都の花街島原で詠んだ夏の句のほか、記事の最後にも、いくつかの句を挙げてくださっています。
ありがとうございました。

by tsukinami_819 | 2019-04-13 06:43 | 著書・寄稿 | Trackback | Comments(0)
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