種を蒔(ま)いて一週間もしないうちに、大根が発芽しました。
大根蒔く短き影をそばに置き 加倉井秋を 短き影とは自分の影でしょう。大根の種をまく百姓仕事と、自己省察とのギャップ。 加倉井さんは、明治四十ニ年生まれ、昭和六十三年没。富安風生さんに師事され、その後、俳誌『冬草』を主宰されました。 秋の季語としては大根蒔くのほか、菜種蒔く、芥菜(からしな)蒔く、蚕豆(そらまめ)蒔く、豌豆(えんどう)蒔く、罌粟(けし)蒔く、紫雲英(げんげ)蒔く。これらをひっくるめたら、秋蒔きという季語になります。 大根といえば、練馬(ねりま)がブランドです。地名を詠みこむのは俳句の特権。 大根の練馬に住みて大根蒔く 大橋越央子
by tsukinami_819
| 2010-09-20 08:20
| 秋
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